湯浅さんとお家の紹介
― 湯浅さんについて教えてください。
関さんに家作りのサポートを頼みました。メーカー紹介の「マッチング」や、施工中の「第三者施工チェック」など、家作りを思いたってから家の完成までの間、全てをサポートしてくれます。
― 今回建てたお家について教えてください。
この家は2008年の8月にできました。間取りは3階建ての8LDK。1階には主人の事務所があり2階にはリビング。3階には子供部屋があります。玄関は両開きドアにするという工夫をしました。いろいろな工夫ができたのも関さんに手伝ってもらったおかげです。
ハウスナビ・システムをどう利用しましたか?
― 今回ハウスナビ・システムをどう利用しましたか?
関さんに家作りのサポートを頼みました。メーカー紹介の「マッチング」や、施工中の「第三者施工チェック」など、家作りを思いたってから家の完成までの間、全てをサポートしてくれます。
― どうしてサポートを入れようと思ったのですか?
私たちは自分たちで家作りをすすめていたのですが、行き詰まってしまったので関さんにサポートを頼みました。
― 関さんはどんなことをしてくれましたか?
関さんがやってくれたことは以下になります。
- 家作り要望書の作成(じっくりと要望を聞いてくれた)
- 希望の家を作るための工法を決める(将来のリフォームなども考えて提案してくれた)
- 工法にあったメーカーの紹介(メーカーを3社ピックアップしてくれた)
- 初回の面談の立会い(3社すべて)
- 契約にいたるまでのサポート(金額交渉など)
- 契約しなかったメーカーへの断り
- 完成までの施工チェック5回
- - 1回目 (基礎配筋時チェック)
- - 2回目 (基礎立上がり時チェック)
- - 3回目 (上棟後チェック)
- - 4回目 (雨仕舞防水チェック)
- - 5回目 (工事完了時チェック)
― 家作りのサポートを入れるとお金も余計にかかりませんか?
私たちだけではメーカーのいいなりになって、もっと高くなっていたと思います。家作りにかかった金額は、サポートを入れても私たちですすめていた時よりも、ずっと安かったですよ。
当初3500万円の予算が4500万円になってしまった!?
― 自分達でやっていたら行き詰ったということですが、具体的にどういうことですか?
私たちは家を建てるために自分たちでメーカーを見てまわりました。
最終的にA社に絞り3500万円の予算で細かく計画を伝えました。
予算内で3階建てでいけますよっていったんだよな。
会うたびにA社の営業は、新しい設計図を作ってきてくれます。それはいいのですが、そのたびに予算の金額も上がっていくんです。
契約を迫られた頃には、私たちのイメージとは違う設計図ができていました。でも、その頃の私たち夫婦は完全に感覚が麻痺してしていて、「何か違う」とはわかっているのですが「もういいかなぁ」と思って契約してしまうところでした。
だんだん面倒くさくなってくるんだよね。
最終的に当初から1000万円オーバーした4500万円という金額をいわれて我に返りました。
― 我にかえってどうしましたか?
他のメーカーにも相談したいけれど、私たちは疲れきっていて相談するパワーもなくなっていました。基本が何なのかわからくなってしまい、本を読んだりしてもどうにもならないのでプロの関さんに相談しました。
関の第一印象は?
― 関さんのことはご存知だったのですか?
いいえ。ネットで調べていく中で、ハウスナビ・システムさんのホームページを見つけました。私は調べることが好きなので、A社に絞るまでに5、6冊分厚本を読んだりネットを見たり、家を建てた友達にリサーチをしていました。
ハウスナビ・システムさんのホームページを見た時に、女の直感で「もしかしたら頼ることがあるかもしれない」と思いプリントアウトして取っておいたんです。
― どんなところで頼るかもしれないと思ったのですか?
このようなシステムがあるのは良心的だと思いました。それにホームページに関さんの顔写真が出ていて、会社の住所以外にも関さんの自宅の住所が載っていたんです。
普通、自宅の住所まで載せないじゃないですか。自宅の住所もホームページ内のすぐわかるところに載せてありました。それに「期間限定なしの返金保証制度」があると書いてあったのも、信用できると感じました。
― それでは 家作りのサポートがあるというのはご存知でしたか?
家を建てるのに何か相談できるところがあるらしいよというのは聞いていました。
家を建てるために私がほとんどの事を調べて、要約したものを主人に説明するという流れでした。関さんのことも私から主人に伝えました。
― 関さんの印象はどうでしたか?
第一印象はよかったです。イケイケバリバリの方なのかと思ったら、とても和やかで穏やかなかたで、私たちの話をとてもよく聞いてくださいました。疲れていたのですごくホッとしましたね。
関さんはメーカー3社すべての打ち合わせに立ち会ってくれました
― 関さんとどのように家作りをしてきましたか?
私たちは関さんにゆずれない条件として、デザインと間取りを自分たち好みにしたいこと、
予算が絶対3500万円であることを伝えました。関さんから条件は承りましたとのご返答をいただきました。
はじめに工法を決めるのですが、関さんから将来のリフォームもやりやすいとのことで木造在来工法※で承諾しました。
つぎに関さんは木造在来工法のメーカーを3社紹介してくれました。関さんはお忙しい中、ほとんどの打ちあわせに立ち会ってくれたんですね。すべて3社、全部ですよ。
※「木造在来工法」とは、もっとも伝統的な建築方法で柱と梁(はり)で建物を支える工法
最終的に近藤建設とB社が残ったんだよね。B社もよかったんだけど近藤建設の営業がよかったんだよね。話していると安心できて。
結果、地元の近藤建設にお願いすることになりました。
近藤建設に決まってからも、関さんは「もう大丈夫ですよ、これから細かい事を決めてください」というところまで立ち会ってくれて、その後もずっとチェックし続けてくれたよね。
営業さんとの話は、打ちあわせも短い時間でとてもスムーズに進んでいきました。
本当にいい営業さんを紹介してもらったよね。近藤建設に私たちの要望をいったら一発でほぼ今の家に近い設計図を持ってきてくれた。
A社の営業とは10回くらい打ち合わせをしていたのに理想とは離れていき、予算も1000万円も高くなったんだからね。
「アレ」も「コレ」もお願いしたのに、追加料金は一切ナシでした
― 近藤建設さんと契約してから話がスムーズに進んだのは、近藤建設さんがよかったからで関さんのサービスとは関係ないのでは?
近藤建設はよくやってくれたよ。アレしてくれコレしてくれって結構いったからね。それでもできないとは言わず必ずやってくれた。でもそれは関さんが営業に私たちの要望を的確に伝えてくれたからじゃないかな。金額の交渉だって私たちだけではできなかったよ。
展示場に行くと自分の家に取り入れたいデザインや家具とかたくさんあるじゃないですか。玄関の両開きドアとかオーダーメードの収納家具とか。
「これがいいなぁ」というと、「素材はちょっと違いますが同じように仕上がりますよ」といってやってくれました。それでも仕上がりのクオリティは高かったです。
ほかにも無理をお願いしたり追加で作った物もあるのに料金は一切上がりませんでした。普通なら出来ない事も、関さんだから実現できたと思っています。
最終的な値段は予算どおり3500万円。外構工事※も含めてだから良心的だと思うよ。でも最初に近藤建設が言ってきた値段は予算より少し高かったのかなぁ。そこは関さんが交渉してくれたんだよね。
※外構工事とは玄関へのアプローチ、駐車場や門扉、花壇や庭など工事のことをいいます。家を建てる料金の中に外構工事料金は含まれていないので、通常は家を建てた後に工事を依頼する場合が多いです。外構工事料金は家を建てた金額の1割程度が相場です。
― それでは施工チェックはどのような手順で進みましたか?
家の基礎を2008年5月にはじめて、8月20日の完成まで5回ほど「施工チェック」がありました。一級建築士の資格を持っている専門検査員の方が毎回、写真つきの報告書を提出してくれたので安心でした。
現場監督は検査員からガンガン言われて最初は嫌がっていたよね。検査員が少しでも不安なことがあると「ここはちゃんとやらないといけないんじゃないか」といってくれて、こと細かいところまでチェックしてくれたよ。
― すべてがスムーズに進んでいたようですが、完成までに近藤建設さんや関さんとトラブルはありませんでしたか?
特にトラブルはありませんでした。逆にご迷惑ではないかと思うくらい関さんに電話して頼っていました。
関さんにお願いしたら、希望通りの家でA社よりも1000万円も安くなりました
― お家が完成した感想はいかがですか?
関さんにとても感謝しています。希望通りの家がA社より1000万円も安くなったんですから。A社よりもデザインは素晴らしいですよ。息子と娘もこの家が気に入って、たくさんお友達をつれてくるんですよね。最初の提案は「人をよべる家」だったのでその通りになりました。
3500万円には見えないと思うのね。これと同じようなクオリティで家を建ててくれといったらできないと思う。関さんだからできたのであって。
近くに事務所と倉庫があるんだけど、居心地がよくて自宅の事務所にいる時間が長くなったよ。
― お家の完成からもうすぐ1年になりますが、ハウスナビ・システムの家づくりサポートを利用してよかった点と悪かった点を教えてください
よかった点は関さんに出会えたこと、いい営業を紹介してもらったこと。事が迷わずスムーズに進んだので営業と会う回数も少なく時間が取られなかった。営業担当がいいだけでこんなに変わると思わなかったよ。それと私たちではできない値段の交渉をしてくれた事かな。
悪かった点は、ないんだよね。あるとすれば「関さん、もうちょっとやせたほうがいいよ」ってことくらいかな(笑)
家を建てる1年前からいろいろ考えていて、私の頭の中にはすでに家が建っていたんです。関さんにお願いしたらその通りの家が建ったことがよかったです。
紹介していただいたメーカーの方に、お断りする時も何回も会っていると言いにくいですよね。理由を聞かれるのもいやですし。それも関さんが全部お断りしてくれたのでストレスがありませんでした。これから家を建てる人には、とにかく関さんを紹介したいくらいなので悪い点はありません。
― ここまでお話を聞いてある程度のことはわかりました。でもいいことばかり聞いているとどうしてこのようなシステムが成り立つのか納得いきません。そこで湯浅夫妻と関さんに本音で語ってもらいました。
急いで契約しないで!メーカーは契約したら態度が変わります
A社にハンコを押す前に関さんに相談してよかったよね。
普通だったらこんなもんかなぁとハンコ押しちゃうんですよ。契約するまではゆっくり時間をかけてください。契約をせかすメーカーはよくありませんから。現実に契約するまでが山場で、契約すると「釣った魚にえさはやらない」というメーカーがあることも事実です。
だからそういうことがあるとメーカーに「次は紹介できない」と言うんです。それを言っておくと最後まできちんとやってくれます。
近藤建設は今だってすぐフォローしてくれるよ。壁紙がよれたりドアノブが緩んだりと小さな事でも、関さんを通さなくてもすぐ来てくれる。契約をする前から営業も含めて、変わらずよくやってくれるよ。
関さんが入るとメーカーはやりにくい?
関さんが入るとメーカーさんはやりにくいんじやないの。関さんはお客側の無理な要望もどんどん言ってくれるし、メーカー側の内情もわかっているからね。
やりにくい所もあるかもしれませんが、逆に感謝される部分もあるんです。契約が決まらない時も、どうしてダメだったかお客さんの本音が聞けるじゃないですか。
お客さまと営業でやっている場合「親戚の大工さんで建てることになったので辞めます」とかお客さんがいうわけですよ。本当は最初からお客さんが「オヤ?」とか少しずつ違和感をもっていて、実際の建物をみてやっぱり「ダメ」っていうことが意外に多いんです。
そのパターン多いですよね。見学会で「アレ?」って。
A社の時がそうでした。「今、建築中の家があるので見に行きましょう」といわれて行ったらそれなりのローコスト住宅。展示場にあるものとは全く違っていたんです。私たちが目指していたものと違っていた。
お客さんの希望に合う見学会を案内してあげないと、気がついたらお客さんが去っていったということになるんです。だからメーカーに、お客さんの本音を教えてあげるんです。
近藤建設の営業さんとスムーズに話が進んだのは、関さんが私たちの本音を伝えてくれていたからなんですね。
メーカーだって本音としては高い金額で受注したいわけでしょ。関さんが行くと高くだせないでしょ。
うちには「ここまでが限界ですよ」というメーカーの本音が入ってくるんです。結果、ほかには絶対に言わないでくださいという金額を出してもらっています。また他の営業所で、これだけやったという前例があると上層部に稟議が出しやすいんです。すると価格も通しやすい。 私も提供側にいたのでメーカーの知りたい情報がわかるんです。
お客さまだけでなくメーカーに出す情報も持っているんだね。だから私たちのように予算を守りながら理想の家が建てられるんだね。
家作りの8割はいい担当者との出会いできまります
これだけ関さんを振り回してこのサービスは安いよ。本当に何回も電話して呼び出したよね。
大丈夫です。もっと呼び出されることありますから。
今回は営業がよかったから関さんが打ち合わせに来なくてもいいいやと思ったけど、営業が違ったらもっと呼び出したかも。
お客さんの要望に添えない場合は営業を変えます。それでもダメならその会社は難しいということで他の会社を紹介します。家作りの8割は、いい担当者との出会いで決まります。いい担当者に出会えるようにすることが私の使命ですから。
関さんのやっている仕事って必要だよね。これから家を建てる人がいたら関さんていう人がいるよって言うよ。
これから家を建てる人へのアドバイスをお願いします
― もし、もう1度家を建てるとしたら?
関さんのところに行くよ。展示場なんて行かない。迷っちゃうから。最初から関さんにこちらの条件を言うよ。金額の交渉だって私たちのできない事をしてくれる。迷わずに進むからね。
もちろん関さんに相談します。私の友人が家を建てようと計画中なので、関さんという人がいることを紹介しました。
― 今日はいろいろなお話をどうもありがとうございました。最後に、これから家を建てる人へのアドバイスをお願いします
「家作りで迷っているのなら関さんのところに行ってください」といってあげたい。家作りを自分たちではじめると私たちのように行き詰る方がいらっしゃるかもしれません。そんな場合もあきらめないでください。関さんにお願いすれば大丈夫ですよ。私たちがそうでしたから。
うちはなんでも自分たちで決めるタイプだよな。それでも迷ったよ。楽しみながら迷うならいいけど。アドバイスといわれれば「家を建てるんだったら関さんに連絡してください」その一言です。